製品アイデアの作り方

 



新しい製品を作りたいけれど、なかなかアイデアが浮かばず、どうやって進めたらいいか分からない方も多いと思います。つまり、「何を作ったらいいかわからない」という状態です。

そんな方のために、製品アイデアの作り方を体系化しました。


製品アイデアの作り方

  1. テーマを決める
  2. イメージを膨らませる
  3. 展開するアイテムを決定する
  4. 素材を決定する
  5. 必要な技術を決定する

以下、ひとつずつ詳しくご紹介します。ぜひブックマークして、ご自身の製品づくりに役立ててください。また、サイトでは「製品デザインアイデアシート」を配布していますので、メールや記事と合わせてご利用ください。


1. テーマを決める

最初にテーマを選定します。自分が持っている技術や素材を元にテーマを決める方法や、ネットや雑誌からインスピレーションを得てテーマを決める方法があります。また、何かひとつ「キーワード」を決め、そのキーワードで検索した結果をもとにテーマとするのも良いでしょう。

例えば、「真珠」で検索すると「真珠 石言葉」と出てきます。石言葉を調べると、真珠には「純粋・健康・長寿・富」という言葉があります。この石言葉から、地球環境や社会問題といったエシカルな印象をテーマにする、といった感じです。


2. イメージを膨らませる

テーマを決めた後は、イメージを膨らませます。イメージが思いつかない場合は以下の方法を試してみてください。

  • テーマから連想されるデザインを描く
  • テーマから連想されるキーワードで検索する
  • 身の回りにある物を写真やスケッチする

もし、何もアイデアが浮かばない場合は、本屋さんに行ってみることをおすすめします。本を手に取ってみると、アイデアに繋がることがあるかもしれません。本屋さんを端から端まで歩いて、気になった本を手に取ってみましょう。


3. 展開するアイテムを決定する

イメージが出揃ったら、どんなアイテムに展開するのかを考えます。ピアス、指輪、ネックレスなど、具体的なアイテムの種類を決定します。複数のアイテムと組み合わせてコレクション化したい場合は、製品アイデアシートを複数枚にわけて横展開すると良いでしょう。それによってアイデアの整理や展開がしやすくなります。


4. 素材を決定する

展開するアイテムの種類が決まったら、イメージに合った素材を検討します。イメージとしてまとめておいた写真やイラストを見ながら、少しずつイメージを固めていきます。例えばジュエリーの場合、どの地金を使用するか、どの石を使うか、異なる素材を組み合わせるかなど、具体的に決めておきます。


5. 必要な技術を決定する

最後に、必要な技術を洗い出します。展開するアイテムが決まり、素材も決まれば、どういった技術が必要かが見えてきますので、箇条書きでまとめておきます。例えば、石留めが必要な場合は、どのような留め方が適しているかも検討します。細かい部分は実際に制作してみないと分からないこともありますが、思いつかない場合は、後から書き足せるようなスペースを用意しておくと良いでしょう。


製品アイデア出しまとめ

以上、今回は製品アイデアの出し方、まとめ方について5つの項目で解説しました。実際には、スプレッドシートやA4サイズの印刷した紙にアイデアを書き込むことをお勧めします。

下記の記事では、「製品デザインアイデアシート」を配布しています。今日ご紹介した5つの項目にブロック分けしてありますので、迷わず作成できます。記事も参考にしながら、ぜひご利用ください。



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